【レビュー】新作DVD「2020」Tomoya Horiki

今話題の堀木さんの新作です。
DVD版(4500円)とダウンロード版(4000円)があります。


購入するには、本人から直接購入するか、彼のファンティアの有料プランを3か月以上継続して登録して購入権を得るしか無いようです。

購入方法が限定されえていて、購入者を制限するあたりは、商品の内容と非常にリンクしていて、昨今のマジック事情や、彼の思いが強く表れているように感じました。

堀木さんのファンティア↓

Who’s Fantia

新作DVD「2020」↓

「2020」Tomoya Horiki

新作DVDの内容に関しては、宮本さんが詳細にブログで残してくれていますので、そちらをご覧いただくほうがわかりやすいでしょう。

宮本さんのブログ記事↓

レビュー:2020 by Tomoya Horiki

内容に関しては宮本さんのブログをご覧いただくことにして、「2020」でこだわったであろうポイント、読み取ってほしいであろう点、どんな人向けのDVDなのかをレビューしていこうかと思います。

まず、このDVDは全体を通して「正しいとは何か」を強く意識して作られているように感じました。

見よう見まねで分かった気にならない。正しい知識と正確な動きができるようになる、という点に強いこだわりを持って制作されていると思います。

失敗しそうなポイント、起きそうな問題、なぜその動きができないのか、そしてなぜこの動きでなければいけないのかが語られています。

近年日本でも古典作品が見直される流れが来ています。
過去の偉人たちが何を考え、何を思い、どんな風に演じてほしくて作品を残してきたのかを正しく理解する、ということが研究されています。

日本語の書籍は、海外の本を翻訳して作られることが多いですが、この翻訳作業のときに原案者の意図がズレることがあります。

子どもの頃にやった伝言ゲームを思い出していただくとわかりやすいですよね。

人伝に聞く情報は、多くの場合事実とズレが生じます。

堀木さんは、この部分を非常に重要視していて、常に第一次情報に触れることの大切さを語っています。

なので、このDVDでも原案の考えをしっかり残そう、正確に理解できるようにしようと苦心されているのがわかります。

それは技法や作品のクレジットにも強く表れています。

彼自身の作品のアップデートも含まれていますが、どの部分がアップロードされているのか、アップデートの意図は何かについても語られているので、非常に参考になります。

しかし、これだけ多くのことを語ろうとすると時間がとてつもなく長くなったり、説明がわかりにくかったりしますが、これまで彼が個人レッスンを重ね、体の動きを理解し、技法とは何か、作品とは何かを見つめた結果、非常に短時間で非常にわかりやすく解説されています。

無駄がありません、必要なエッセンスが凝縮されています。

45分(小学校の授業一時間分)でこれほどわかりやすく、これほど濃い内容のDVDがあるだろうか。

近年の日本のコインマジックを解説しているDVDは、どれも革新的で素晴らしいのですが、サイレントの動きのみで解説しているものがほとんどです。

その分洗練されてきた部分もあるので、すべてが悪いわけではないのですが、原案者の意図とズレることがあるので、注意が必要でした。

このDVDは原案者の考えが直接聞けるので、何度も見返したくなります。

しかし、これだけ内容が濃いとコインマジックが苦手な人には敷居が高いと思われてしまうかもしれませんが、実は逆です。

コインマジックが苦手な人ほど見てほしいです。

正確に言うなら、コインマジックを苦手に感じているがコインマジックをやってみたいと思っている人が一番いいと思います。

解説がわかりやすいとは言っても、コインマジックはやはり難しい部分があるのは事実です。

ですが、正しい知識と正しい動きが頭に入っていると、これまで難しいと思っていた動きは勘違いであったということが見つかったりします。

コインマジックがある程度できる人は、言わなくてもこのDVDの凄さは理解してくれると思いますので、何も心配せずにポチッとすればいいです。

どうしようか迷っている人ほど、このDVDはおすすめです。

ヘンに無料の動画を繰り返して見て、動きだけコピーしようとするほうが遠回りなので、上手くなりたいならご覧いただくことをおすすめします。

購入方法が限定されているのもこれが理由です。

正しく理解してほしい、キチンと演じてほしい、これだけなのでしょう。

いわゆる「わかる人」にだけ買ってほしいということです。

DVDの内容と、販売方法にも納得できますし、こうならざるを得ない苦労もよくわかります。

本当は、マジックショップで広く販売していい内容だと思いますし、できることならそうしたいでしょう。

解説している印象では、もう秘密にしておいてコッソリ演じるという作品ではなく、全体の底上げができればいいと思っているように感じます。

なので、たくさんの人をレベルアップできるなら、そうなればいいと思っているんじゃないかと思います。

ですが、現状は色々と難しいので、ツラいんだろうなぁと思ったりします。

あくまで勝手な推測ですけども。

突っ走って書いてしまって、全然まとまりはなくなってしまいました…

このDVDは、正しい知識、正しい動きを理解したい人、もっとコインマジックのレベルを上げたい人におすすめです。

ここで得た知識は、ほかのコインマジックにも応用できるので、収録作品だけでなくこれまでやっていたコインマジックのレベルを上げることができます。

そのために、単純明快にわかりやすく、無駄がないように説明がされています。

正しい知識、正しい動き、一次情報の大切さを理解してほしい。

ということだと感じました。

私の少ない語彙力では、このDVDの本当の凄さが伝えられていないので、ぜひそれはご自身の目でご覧になってください。

第一次情報に触れることはとても大切ですよ!!!

総合学園ヒューマンアカデミー大阪校 パフォーミングアーツカレッジ 声優・俳優・タレント専攻 第21期生 卒業公演 「のぶなが」

総合学園ヒューマンアカデミー大阪校 パフォーミングアーツカレッジ 声優・俳優・タレント専攻 第21期生 卒業公演 「のぶなが」を観劇してきました。

出演者の桝野恭平さんからお誘いいただいて、ヒューマンアカデミーの公演を初めて見たんですが、出演者の皆さんの熱量が大きくて、ものすごく引き込まれました。

今回の公演は「のぶなが」というタイトルからもわかる通り、「織田信長」を題材とした時代劇です。

演劇の知識はほとんどありませんが、なんとなくツイッターで検索した感じだと、「のぶなが」は定期的に公演されている人気の脚本のようです。

これから「のぶなが」をご覧になる方が、万が一にもこのブログを見るかもしれませんので内容は省略しますが、史実というのは意図的に歪められて伝えれるときがあります。
本能寺の変で命を落としたと言われる織田信長ですが、その事実は違っていたようで、実は信長は死んではいなかった⁉
本能寺で死んだのは、誰?
といった語りからスタートします。

わたくし何を隠そう、歴史が全くダメです。

本当に全くダメです。

驚くほどにダメです。

どんな内容かを知らずに会場に行って、パンフレットを見たときにとても不安でした。

でも、そういう人でも大丈夫なように「のぶながを100倍楽しむ戦国キーワード!!」という解説書が入っている親切設計でした。

ですが!そんな解説書がなくても十分に引き込まれる内容でした。

出演されている方の熱量がすごく大きくて、そのパワフルさにただただ圧倒されました。

今回の卒業公演はAチームとBチームの二組で、2日かけて全4公演されていました。

私が見たのは、千秋楽のAチームでした。

千秋楽だったので、カーテンコールにはこれまで関わったすべての出演者や裏方さんも登場されてました。

チーム戦の良いところを凝縮したような雰囲気を味わうことができて良かったです。

チームごとに出演者が違うので、見比べるということはできませんでしたが、とても楽しめました。

Aチームの中では濃姫役の竹島レナさんの演技が絶品でした。

泣かされましたねぇ。

演劇に対して何かを言えるほど詳しくないですが、自分自身の感情の揺さぶりの幅が一番大きかったです。
もちろん、脚本上役割が多いというのもあるのでしょうけど。

内側にある押し殺した感情、覚悟を決めた表情、勢いと繊細さを巧みに表現されていたように感じました。

優しさと強さのメリハリが一番大きく、小柄で華奢だったと記憶してますが、舞台上の演技はとても大きかったように感じました。

個人的にお気に入りな演者さんが武田信玄役の内藤正登さん。

実際の武田信玄という武将の人物像は知りませんが、舞台上の武田信玄からは、ずる賢く、人を上から目線で見ていて、自分こそが正義だという感じがヒシヒシ感じました。

ご本人のことを全く知らずに書くのも失礼ですが、おそらくご本人も世間に対して斜に構えるというか、ある意味冷静に人の感情を分析できる人なんだろうなと感じました。

この武田信玄がいい味してるんです。

悪役というわけではないはずでしょうけど、メインが織田信長なので構図上はそう見えていたのかもしれません。

はまり役だったと思います。ご本人のことは全く知りませんけど。

そして、今回お誘いしてくれた豊臣秀吉役の桝野恭平さん。

普段の彼を知っていますから、一番衝撃があったと言えます。

一言で言うと、かっこいいんです。

何をおいてもまず、かっこいい。

普段の彼はどちらかというと、ちょっとおっちょこちょいなところがありましたが、舞台上の彼は豊臣秀吉そのものでした。

普段の彼のコミカルで人好きのするところと、何ものにも揺るがない鋼の意志を持つ豊臣秀吉が上手に表現されていました。

身内びいきではありませんが、一番セリフが聞き取りやすかったです。

今回の演劇は、時代劇なので独特のセリフも出てきます。
普段聞きなれない言葉も多いので、ちょっとセリフが早いなと感じたりもしました。

全体を通して、女性はセリフがはっきりと聞こえて、男性は若干早口だったように思います。

セリフの量がそもそも違うので、単純には言えませんけど。

それでも、この公演にかける熱い思いはビシバシ感じましたし、思いっきり笑わされ、思いっきり泣かされました。

号泣だけはなんとか我慢しました。でも必死に我慢しないと号泣しそうでした。

受付が早かったので、前の方の席に座れたんですが、前の方の席で大きなおじさんが号泣する姿は、周りの観客の迷惑にしかなりませんので。

語彙力が少なくて、マジすげぇ!みたいなことしか書けていませんが、本当に良かったんです。

薄気味悪さを感じたのが弥助役の久保凪さん。

怖さを一番感じました。

時代劇ですが、この弥助はどことなく現代チックな雰囲気も感じました。

恐らくですが、キャラクター像を作り上げるためにたくさんの資料を見たんじゃないかなぁと感じました。

体の使い方が一番キャラクターに馴染んでいたように感じました。

演劇って難しいと思います。

マジックにも演劇的な要素はあります。

役を演じる、感情を表現する、人前でパフォーマンスするなどなど、改めて勉強になったこともたくさんありました。

自分自身も似たようなところに身を置ているからこそ感じるものもたくさんありました。

練習の苦労や、自分のパフォーマンスに対する葛藤、すべてが終わった後の達成感と大きな幸福感、そしてこの後に来る大きな喪失感と脱力感(やりきったからこその燃え尽き症候群できなやつ)。

簡単に言うと、若さということもあります。

エネルギーの塊のような舞台でした。

非常にまぶしい。

自分のすべてをかけているのを感じました。

とてもうらやましかったです。

アツい!!!

とにかくアツい!!!

良い舞台だった。

もしまた見れるなら、また見たい!ぜひ見たい!と思える舞台でした。

卒業公演ということなので、出演されていた方々は、今後それぞれの道へ進まれることでしょう。

ここはまだスタート地点で、今後もたくさんの苦労をすることになるのでしょうけど、今後の皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

総合学園ヒューマンアカデミー大阪校 パフォーミングアーツカレッジ 声優・俳優・タレント専攻 第21期生の皆さん、ありがとうございました。

2020年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

いよいよ2020年になりましたね。
令和2年ですよ。

昨年のマジック業界では様々な事件がおきました。

新年を迎えて、心機一転して良い方向へと動いていければと思います。

個人的にも、昨年は色々と試すことの多かった一年でした。
おかげさまで方向性も見えてきたので、もっと取り組みを深くしていきたいと思います。

このサイトもずいぶん放置してしまっているので、今年こそはもう少し調整をしていこうと思います。

予定は未定で、どこまで進められるかはわかりませんが、よろしくお願いします。