2022年5月28日にIBM大阪リング主催で開催された「荒井晋一氏 ショー&レクチャー」に参加してきました。
荒井晋一さんとは?
日本のマジッククリエイターの一人で、その界隈では非常に有名です。
テレビでバンバン演技をするタイプではないので、マジックをしない一般の方にはなじみがないと思います。
っが!そのテレビで出ているマジシャンも、荒井さんの考案されたマジックを演じていることがあるので、本当にマジック界では非常に有名な方の一人です。
「アフェクションズ」というシリーズのレクチャーノートを原則毎年発行されていて、すでに40冊を超えていますので、単純計算で40年以上もオリジナルのマジックを考案し続けていることになります。
また、東京堂出版から「手作りクロースアップ・マジック」という本も出版されています。
これらの書籍以外の単売されている作品を含めると、数えきれないくらいのマジックを考案されていて、非常に多作家なマジッククリエイターです。
そして、その考案される作品の幅が広いもの特徴です。
荒井さんの作品は日用品や、100円ショップで購入できるもので作られていたりと、マジックではなかなか見かけないものを題材にされていることもあるので、カードやコインに限らず幅広く豊かな発想を持っていらっしゃるのもよくわかります。
また、マジックのイベントも積極的に開催されていて、「たっぷりとクロースアップマジック」というイベントも30周年を越えています。
マジック歴は50年を超えるそうですが、精力的に活動を続けられています。
ショー&レクチャー
オリジナル作品を収録しているアフェクションシリーズから、ご自身のお気に入りの作品を演じていただいたようで、カード、コイン、それ以外のマジックも一ひねり利いたマジックが目白押しでした。
そこまでやるかぁー!って思わせられるような作品から、綺麗にオチが付いて非常に心地の良い作品、はたまた笑えるネタまで幅広く見ることができました。
実は、学生時代に本の中で見ていた作品を見ることができたので、別の感動もありました。
荒井さんの作品の一部は東京堂出版の「ザ・マジック」という雑誌にも紹介されていて、その内の数個は実際に作って演じていたこともあります。
その時の思い出も蘇ってきて、作品自体が素晴らしかったのもありますが、非常にエモい気分に浸ることができました。
さらに、レクチャーではドドーン!と解説した作品を演じるようのデックが丸々1個を配布されたり、たっぷりとクロースアップマジックの記念冊子を配布したりと、とても豪華なお土産もいただきました!


普通のレクチャーは、解説したものに必要なものは自分で用意するか、物販コーナーで買う方式が多いですが、今回は「このマジックにはこれ(写真のデック)が必要なんだけど、手に入らないから配ります」っておっしゃって、手間も費用もなしで手にすることができました。
「これ、世界中で探したけどなかったから作ってもらった」ということで、本当に貴重なものだと思います。
ちなみに、これを配布するとき、「前の列から順番に取りに来てください」ってアナウンスがあっただけなんですが、何も言わなくても順序良く取りに行ってた光景を見て「修学旅行のしおり作るみたいですね」って言われたのには笑いました。
こんなところで国民性を垣間見ることになるとは。
いろんな面で非常に楽しいショー&レクチャーでした!
荒井さん、並びに主催のIBM大阪リングの皆様、ありがとうございました!
レクチャーの内容も非常に興味深いものばかりだったので、練習しようと思います!
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