とある演技者のフィードバックの中で、衣装のネクタイが曲がっていたという指摘を受けていました。
このネクタイが曲がっているというのは演技に対する「甘え」です。
もし仮に、演技中にネクタイに現象が起こる手順を組んでいたとしたら、出番前にネタのチェックをして、ネクタイが曲がっていることに気が付けたでしょう。
ということは、衣装のゆがみを見逃したことになります。
コンテストなので、独特の緊張感もありますし、慣れない環境に戸惑い、細かな部分が抜け落ちてしまうことは多々あります。
逆に、だからこそ、落とさなくてもよい部分で点を落とすのはもったいないです。
このときはたまたまネクタイでしたが、出番前にネタのチェックだけでなく、衣装や髪の毛などもチェックする習慣をつけておきましょう。
ただし、ネクタイが曲がっていることが演技の演出上必要な場合、ネクタイが演出に沿うような状態になっているかをチェックしましょう。
自堕落なマジシャンを表現するときに、キチッとネクタイが締められていたのではちぐはぐになります。
ここではネクタイを例に取り上げていますが、ネクタイに限らず衣装のチェックは演技の内容に合わせて、最適な状態になっているかを確認するということです。
コンテストは優劣をつける必要があり、減点されるポイントは見逃されにくいです。
「神は細部に宿る」という言葉があります。
点の取りこぼしの無いように気をつけましょう。
コメント