台本を作ることの重要性は理解しているでしょうが、実際の演技中は台本を読んでいる感を出さないように気を付けましょう。
棒読みはもちろんですが、セリフに抑揚がなかったり、観客を置き去りにするような演技では、マジックが観客に伝わりません。
コンテストは独特の緊張感がありますから、自然な口調でセリフが言えないこともあるかもしれません。
それでも、マジックには観客がいるということは、しっかり意識しておきましょう。
演技を見ている人が居て初めてマジックとして成立します。
観測者が居ないと事象が起きていないのと同じです。
一人だと単なるパズルです。
台本を読んでいるだけの演技というのは、観客が積極的にマジックにのめり込もうとする意識を削ってしまいます。
演者自身にその気はなくても、台本をただ読んでいるだけのように感じると、演技が手を抜いているように見えてしまいます。
特に評価をしなければいけないコンテストでは、一生懸命に演技している人の方が観客の反応も大きくなり、観客の反応が大きい方が評価も高くなります。
同じセリフを「喜」「怒」「哀」「楽」の感情に合わせて言う練習をするといいようです。
そうすると、 しゃべり方のバリエーションも増え、 感情の表現に幅ができて、台本を読んでいる感は減ってくるようです。
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