【レビュー】MAGIC YAMAGUCHI-山口から世界へ- オンラインマジックショー

2020年9月6日に山口を代表するマジシャン3名による、オンラインマジックショーが配信されました。

MAGIC YAMAGUCHI-山口から世界へ-

新型コロナで様々なエンタメが自粛する中で、世界中の子ども達にオンラインマジックを届けたいという願いから、ショーの配信は無料で行われました。

山口県出身の世界的マジシャン3人が世界中の日本人の子供たちへオンラインマジックショーを無料で届けます。

現在エンタメ業界は萎縮していますが、我々3人でコロナ時代に対応した新しいエンターテイメントを提供します。

https://motion-gallery.net/projects/online_magic_show

演者は、高重翔さん、まんぼうさん、JONIOさんの3名で、日本のマジシャンの中でも非常に評価の高い3名です。

この3名のショーがオンライン配信で無料で見られるのは、非常に贅沢だと思います。

それぞれがソロでイベントをやっても、チケットは完売するレベルです。

当日の配信も好評だったようで、ショーは大成功と言っていいのではないでしょうか。


ここからは、私個人の感想を書いていきます。

まず、ショー全体としては完成度が高かったとと思います。

新しい試みであり、手探りの中でレベルの高いものだったと思いました。

それぞれの演者の良さも出ていましたし、演目のチョイスもよかったので配信でよくある、マジックが見にくいということもほとんどありませんでした。

カメラも複数用意してあり、演目に合わせて画角を変えるなど、配信用に工夫されているのもよくわかりました。

今後のスタンダードになりそうな配信で、新しいエンタメを提供するという試みも興味深かったです。

ですが逆に、見え方にこだわった関係で、見えにくい部分というのが目立っていたように思いました。

昔のニコニコ生放送の配信を知ってる方は少ないとは思いますが、今から15年ほど前のネット配信は回線も今ほど強くありませんし、カメラの画質もよくありませんでしたから、マジックがよく見えないということが多かったのですが、視聴者が現象を脳内補完することでマジックの現象はある程度達成できていました。

それが現代になり、今回の配信のようにクリアーに画面が見られるようになると、現象を脳内補完することなく「見えているものだけ」を「見えているように」認識するだけになります。

そうすると、視覚的に遮蔽されてしまうと現象がわからなくなってしまいます。

それが時折起きていました。

それも毎回まんぼうさんが演者を遮る形で画面内に入ってきていました。

現象のラストをアピールすることができず、一番重要なところなのにまんぼうさんの顔だけが見えているような場面もありました。

また、カメラの画角を利用して安全策を取ろうとするような場面があり、トリックの性質として画角を利用しているわけではないので、マジシャンとしてどうかなぁーと思う部分もありました。

それが許されるなら、全部隠してトリックを見せてもいいんじゃないの?と感じました。

今回、現地には観客も数人いたようで、観客の反応が入っていたのは個人的に良かったように思いました。

オンラインのある関係上、どうしてもラグが発生します。

リアルタイムでの進行が必要なものは、現地の観客にお手伝いをお願いして、進行がダレるのを防げていたと思います。

その反面、せっかくのオンライン配信なのに、視聴者が絡む演目がなかったのが残念でした。

ライブ感というものを出したいのなら、視聴者が現象に関わる演目を入れるべきだったと思います。

今回の配信だけでなく、マジック配信は一定の人気があると思います。

最近ではリアルタイムの映像配信ができるサービスがたくさんあります。

そのどれも、マジック配信があると言っていいでしょう。

それは視聴者の没入感が得られるからです。

画面越しではあるものの、自分が選んだカードが当たれば、その配信への興味は深くなります。

今回の配信では、コメントは多少読み上げられたものの、視聴者が現象に関わることがなかったので、個人的には現地の観客だけなく視聴者もマジックに関われればよかったなぁと思いました。

さて、ここまでは全体に関して書いてきましたが、全体から見ると小さなことではありますが、個人的に今回の配信でどうしても気になってしまった部分があります。

まんぼうさんのふざけかたがどうしても気になってしまいました。

今回の配信は、協賛を募ることで無料での提供を達成しています。

協賛額は目標額の165%を達成し、その注目度と期待度の高さがわかります。

にも関わらず、協賛された方々を紹介するときにまんぼうさんがふざけていたことです。

スポンサーを崇めたてろ、お客様は神様だ、ということを言いたいのではありません。

ですが、「金づる」と言われていい気分がするでしょうか。

私が僅かな協賛金で思い上がっているだけということもあるでしょう。

全体の協賛額からすれば微々たるものですし、私よりもたくさんの協賛をして応援をされている方がいるので、私が違和感を覚えることすらおかしいのかもしれません。

少なくとも、他のお二人がまんぼうさんを制ししていたので、それほどズレてはいないと思います。

この協賛の部分に限らず、前述していますが、現象をまんぼうさんが遮っている部分もいくつかありました。

※反省会ではそれの理由について触れている部分もありましたが、全員が見れたわけではないので、内容については割愛しますが、必要に駆られていた部分があることは付け加えておきます。

全体を通して、まんぼうさんがずっと悪ふざけをしているように見えていたのは変わりがありません。

それが本来のまんぼうさんのキャラで、普段通りの演技だったのかもしれませんが、個人的には今後まんぼうさんのパフォーマンスを見ようとは思わなくなる内容でした。

いくつかTwitter上の意見を拝見しましたが、まんぼうさんなりにいろいろ考えての行動だったということのようで、だとするならなおさらダメだったよなぁと思います。

反省会の方も拝見しましたが、そこでのまんぼうさんも配信上の雰囲気と変わりがなかったので、おそらく普段からそういう人なんだと思いました。

この反省会の動画についてもいろいろと思うところはありましたが、ここでは割愛します。

新しい時代に私が乗り遅れているだけで、これが今後のスタンダードなのかもしれません。

あくまで私個人の感想なので、様々な意見があると思います。

Twitterの感想を拝見する限りは、私の意見は少数派だったので、私の人間の器が小さいだけでしょう。

今回の配信をトータルで見ると、とてもよかったと思います。

参考になる部分も多く、時代を牽引しているとも思います。

演者の皆様には今後も大いなる活躍を期待していますし、それができる方々だと思います。

私ができないことをやっていて、演者の皆さんがはるか高いところを進んでいる嫉妬も大きく関わっていると思います。

私自身も今回の配信を参考にして、レベルアップしていかなければならないと思いました。

皆さんの今後のご活躍を遠くからお祈り申し上げます。

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