レクチャーノートの紹介を堀木さんが書いてくれました!(以下堀木さんのブログより抜粋)
『天変地異』脇坂将太
カードマジックの世界に古くから存在する原理を最大限活用した手順を9つ収録したレクチャーノートです。
インデックス
ギミック・デックの作りかた
本書で使用するギミックデックの作り方を解説しています。
1. 不可能への挑戦
文字通り不可能へ挑戦した手順。観客が事前によく混ぜ、演者が離れた状態で一枚を覚えてもらったあと、そのままデックをよく混ぜてもらいますが、それでも当たります。
ノーフォース、ノーグリンプス、ノーコントロール。当然サクラもなし。観客を2人使い、カードを当てる直前まで演者が一切デックに触れない手順も解説しています。
2.Far from Eye, Far from Heart
Out of sight, out of mindのバリエーション。面倒なカードコントロールが不要になっており、気軽に演じることができます。
3. ワキワキ・カードロケーション
ワイキキ・カードロケーションとトライアンフを組み合わせたような作品。演技終了時にセットが自動で組み上がるので実用的な作品です。
4.Do as I DO
デックを交換する回数を減らしたコンパクトな作品。
5.Dr.Joseph Bell
デックを2つに分けた状態から始め、最終的に、誰が、どちらのパケットから何枚カードを引いたかというのと、どのカードを選んだかを当てます。
6.Ten Card Poker Deal
わりとオーソドックスなテンカード・ポーカーディール。
最後のフェイズで、観客に自身の手札にあるカードと演者の手札のカードを入れ替えてもらいますが、演者はそれを”イカサマの痕跡”を読み取ることで当ててしまいます。さらに、演者が同様の操作をすると観客の負けになっています。
7.Simple Elimination
消去法を使ったカード当て。
8.Scramble Card Trick
観客がしっかりとデックを混ぜ、トップから十数枚を取り上げデックケースに入れてもらいます。
そのケースに入れられたカードの枚数及び内訳、さらにはカードの名前までも当ててしまいます。
9.Deluxe Edition
観客にデックをよく混ぜてもらいます。
カードを裏向きで1枚選んでもらい、表を見ずに裏側へサインしてもらいます。
デックを表向きで混ぜてもらった後、カードをさまざまな手法で減らしていき、最後の1枚になるまで続けます。
それがサインされたカードです。
『The Preference Engine.』Tomoya HORIKI
インデックス
1st Section: The Preference Engine.
好きな技法をひたすら紹介しているセクションです。
技法のコツなども書きましたが、技法に出会った経緯や、それについて筆者が思っていることが大部分を占めています。
2nd Section: もうそう奇術構成論
テジナマニアを不思議さだけでぬっ殺したいと常々考えている筆者の願望がダダ漏れになっているセクションです。多少の悪口を含みます。
3rd Section: 奇術言語化の一端
手品を言葉に変換する際に、筆者が注目するポイントをいくつか紹介しています。
Bonus Section: 脳みそ技法
手ではなくて、頭に頼った技法をひとつ紹介しています。
試し読みを用意しました。こちら。
以上、よろしくお願い致します。
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