マジックの練習って難しいですよね。
↑の記事で、トリックの覚え方をご紹介しました。
まだご覧になってない方は、そちらもご覧ください。
トリックを覚えられたら、次は実際にマジックの練習をしてみましょう。
今回は、マジックの練習方法についてご紹介します。
正しい動きを理解する
マジックのテクニックを覚える上で、一番難しく、一番需要な部分だと思います。
マジックは、手の早業だと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、人間の手は目よりも早く動かすことはできません。
こっそりと誰かを脅かそうとするとき、ゆっくり近づいていくことを想像するとわかりやすいと思います。
まず、初めは正しい動きが正確にできるようになる必要があります。
ゆっくりで構わないので、正しい動きを体に覚えこませるようにしましょう。
スポーツにトライするとき、素振りやフォームを覚えることと同じです。
動きの速さを身に着けることは、正しい動きを覚えた後なら比較的簡単です。
正しい動きを理解するためには、正しい知識が必要です。
できれば、多くの人から高く評価されている資料から学びましょう。
始めの内は、地味な作業で面白みもないかもしれませんが、ここは一番時間を取っていいと思います。
プロスポーツ選手でさえ、フォームのチェックは怠りません。
それほど、基礎や基本が大事だということです。
そして、正しい動きには動作に無駄がなく、余計な力みがないことも特徴です。
人間も動物なので、余計な労力を使わないように発達していきます。
始めて自転車に乗るときに苦労をした方は多いと思います。
ですが、一度乗り方を覚えると、とても便利で楽な乗り物になりますよね。
自転車に乗れるようになると、スピードを出すのは簡単になることと同じです。
まずは、正しい動きを体で覚えられるようになりましょう。
鏡を使って練習する
正しい動きを身に着けようとするとき、鏡も活用しましょう。
観客から自分がどのように見えるのかを、簡単にチェックすることができます。
外から見たとき、自分の動きはどのように見えているのか、角度によってはタネが見えていないかをチェックすることができます。
なるべく大きな鏡を使い、可能であれば全身が写る姿見があると便利です。
クロースアップマジックでも、ステージマジックでも活用できます。
動作を行いながら、動きのチェックをすると、脳の処理が分散するので、鏡だけ信用しないほうがいいです。
人間は瞬きをしますし、心理的に見たくないものから目をさらすこともあるからです。
また、夜の窓なども鏡状になるので、練習に使えそうに思いますが、反射している面が暗いと細かな部分がハッキリと見えないので、なるべく明るい部屋でチェックするようにしましょう。
ビデオカメラを使ってチェックする
鏡の利点は手軽であることなのですが、自分の体を動かしながら、動きをチェックするのは、意外と労力がかかります。
人間が作業を行うとき、脳から指令を出しているわけですが、人間の脳の処理にも限界があります。
物を考えながら歩いているとき、何でもない段差に躓いてしまうことを思い出すとわかりやすと思います。
動きのチェックは、ビデオカメラを使って行うのが効果的です。
動画で撮影しているので、鏡で動きをチェックする必要がなく、動作に集中することができるので、自分のベストな状態をチェックすることができます。
今はスマホで簡単に動画が撮れますから、同じ動きを繰り返し撮影して、動作のチェックに労力をかけられるようにします。
鏡を見るだけだと気が付かなかった、細かな部分にも目を通すことができるようになります。
また、動画を残しておくと、自分の成長具合もチェックすることができます。
過去の動画と、現在の動画を見比べることで進歩した点や、自分の弱点も見えるようになってきます。
成長が感じられるとモチベーションも上がるのでオススメです。
自分の動画と、上手な人の動画を見比べて何が違うのかを見つけるようにすると、効果的に練習することができます。
上手な人にチェックしてもらう
マジックを練習するとき、もし周りに自分よりも上手な人がいれば、その人に動きをチェックしてもらうことも効果的です。
プロスポーツ選手も、コーチに動きをチェックしてもらうことと同じです。
マジック教室に通っている方は、講師がチェックしてくれるでしょう。
このとき、なるべく一番上手な人、その分野で一番上手な人にチェックしてもらうことが大事です。
初心者には、できた、できてないの判断を正確にすることが難しいです。
上級者の判断基準でチェックしてもらうことで、練習するポイントがわかりやすくなります。
また、上級者が過去に過去に通った道であることが多いので、アドバイスももらいやすいと思います。
ただ、気を付けておきたいのが、もし可能なら、複数の意見を聞くようにする方がいいです。
人間はミスをする生き物です。
どれほど上級者になってもミスはします。
なので、複数の人の意見を聞いて、同じアドバイスが出たなら、それは重要だということでしょう。
初心者の内はハードルが高いですが、プロマジシャンがワークショップを開いていることがあります。
なるべくレベルが高いものに触れられるようになっていきましょう。
まとめ
マジックの練習は意外と地味ですが、基礎基本がとても大事なので、いつでも振り返るようにしましょう。
①正しい動きを理解する
②動作のチェックは、鏡やビデオカメラを活用する
③なるべくレベルが高いものに触れるようにする
正しい知識はマジックの上達に不可欠です。
正しい知識は、正しい動きを理解することに直結しています。
どんな資料を選べばいいのかは、別の記事でご紹介したと思います。
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